万博ジュニアサッカースクール

100本のパスと1本のシュート

2021年2月14日

③ドリブルを考えよう

昨年11月に惜しくも60歳で亡くなったアルゼンチンのマラドーナは、1986年のメキシコワールドカップ対イングランド戦での「神の手」ゴールや、「伝説の5人抜き」などで最も有名なスーパースターのひとりです。今では「神の手」ゴールはハンドだったと通説になっていますが、マラドーナが本当に凄いのは「伝説の5人抜き」です。山本浩・元NHKアナウンサーが「マラドーナ、マラドーナ」と4回叫んでいるプレーです。マラドーナはイングランドの選手を次々にドリブルで抜きながら、「味方の選手2人が自分の横を走っていることは知っていた」と当時のインタビユーで答えていました。当時、私は「あのドリブルでいつ見てるんや?」と不思議に思った記憶があります。ドリブルはサッカーの中でも個人技が際立つプレーであり、「展開するためにスペースにボールを運ぶ」「相手を抜く突破」「ボールキープ」など目的により大きく分けることができます。その瞬間に最も適したドリブルを選択するのは選手の判断です。試合にはドリブルの場面が必ずありますので、ドリブルの判断や技術を高めていくには、好きな選手のドリブルやフェイントなどのプレースタイルを真似ることから始めても良いでしょう。(了)